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屏東に関するニュース
変わる家族のかたち あなたに寄り添うボランティア 
発布日:2017-01-10    
香おばあちゃんは、こう言いました。「ボランティアさん、ありがとうございます!もし、ボランティアさんがいなかったら、とっくに家族バラバラになっているところでした。自分もそんな状況からどうにも抜け出せなくなっていたと思います。でも今、屏東での暮らしは、本当に楽しくて心が安らぎます!」

香おばあちゃんは、71歳の昔ながらの古風な女性。「昔、夫が生きていた時は、しょっちゅうお酒と女性とギャンブルでした。たまに機嫌が悪いと、すぐ私に暴力を振るう始末でした」と香おばあちゃんは言いました。その当時の香おばあちゃんは、ただ宗教にすがって、つらい事もじっと我慢し、耐え忍んで生きていくことしかできなかったのです。


その後、夫が亡くなってからは、暮らし向きが少しは良くなると思っていました。まさか、長女が結婚に失敗して、アルコール依存と暴力問題を抱えるとは思いもしませんでした。重度の身体障害を持つ一番上の孫と中度の障害を持つ娘と小学生の孫娘の世話を自分がしなければならなくなるとも思いもしませんでした。突如、底知れぬ深い闇に入り込んでしまった様な気がしました。ボランティアスタッフが一緒になってサポートをしてくれるようになって、一番上の孫の授産施設への就職と自活のための訓練の手配をしてくれました。長女が継続的に病院で受診するための手配と仕事の仲介のサポートをしてくれました。孫娘が安心して生活できるように、本部へのサポートの委託などもしてくれました。こうして、自分の家庭に少しずつ希望の光が見えてくるようになったのです。

香おばあちゃんは、「今は、家族の皆それぞれに、生活の中心となるものがあるんです。自分は、家政婦をしながらお金を稼いで医療費を返済し続けなければならないけれど、今の暮らし方は、これまでとは、まるきり違うんです。時間があるときは、家庭菜園をしたり、たまに老人ホームや病院にボランティアに行って、社会のために何かをしたり、もうそれだけで満足なんです」と語りました。

ボランティアに同行していくうちに知ったのは、香おばあちゃんの様な弱者家庭が数多くあるということでした。抱え込んだ問題のせいで、逆に社会から差別的扱いを受けているというケースや、家庭が最悪で追い詰められた状況に陥って、二度と引き返せない道を選んでしまったせいで、自殺という悲劇が起きてしまった、というケースも多くありました。これを受けて、屏東県政府社会課・塩埔区家庭福祉サービスセンターが、人々への呼びかけを行っています。「屏東県は、現在、家庭福祉サービスセンターを7か所設立し、社会保護ネットワークを構築しています。もし、異変や困った事が起きた場合は、お近くの各エリアの家庭福祉サービスセンターにお問い合わせください。関連情報の提供やサポートを受けることができます。社会のあらゆる所に優しさがあります。希望を捨てないでください!」
分類:[一般]